【小諸市飯綱山公園】小諸市街の眺望と黄金に輝く棚田風景は必見!小諸高原美術館とハローアニマルも

小諸市街地から高峰山方向を見るとこんもりとした緑の山の上に三角屋根の建物が見えます。
その建物が、小諸高原美術館・白鳥映雪館です。

小諸市街地の北西に位置する飯綱山の山頂付近(小諸市大字諸字東房151-1)は、飯綱山公園として整備されており、小諸高原美術館・歴史の広場として富士見城跡・県の動物愛護施設ハローアニマルなどが揃っています。

小諸高原美術館・富士見城跡からは、小諸市・佐久市・東御市を一望できます。富士見城跡は意外と知られていない場所ですが、そこからの景色は最高で、小諸の中で私の好きな場所トップ5に入ります。

 

飯綱山公園パンフレット

公園内に駐車場は数か所ありますがどこも無料です。小諸市街地から来ると、パンプレット図の右下にある駐車場の案内板が最初に現れます。そこに停車すると富士見城跡や美術館まではかなりの坂道を上ることになりますので、美術館脇の駐車場をお勧めいたします。

歴史の広場・富士見城跡  

小諸高原美術館の駐車場に車を停め、まずは歴史の広場・富士見城跡を散策です。
駐車場は、無料で利用できます。

美術館裏手の駐車場から浅間山方向をみると、美しい棚田の風景が広がっています。
棚田の稲穂が黄金色に輝き、なんともいえない懐かしい風景です。

駐車場から見た風景

 

小諸の城といえば、小諸城のみと思っていたのですが、富士見城もあったというのはここに来るまで知りませんでした。

富士見城は、戦国時代武田氏が佐久地方に進出した頃、佐久地方の統括の拠点小諸鍋蓋城(小諸城の前身)の支城として整備され、石垣が積まれたと考えられているようです。

歴史の広場案内板

 

駐車場から、この階段を上って行きます。

 

戦国映画の撮影場所になりそうな雰囲気です。

 

石像

 

この飯綱山を、高速道路のトンネルが貫いています。

 

集落の左右には黄金色の棚田。背後には標高2000m級の浅間連邦の山々がそびえています。
とても美しい田園風景と山々です。空が青ければもっと美しさが際立っていたと思います。

 

富士見城で最も大きい堀には、木の橋が掛けられています。
橋の向こうは主郭(本丸)です。

橋を渡らずに右側の道を行くと堀から橋を眺めることができます。

堀切3 木橋

  

橋を渡った所から見た小諸市の西側の風景です。

小諸市西側(東御市方面)

 

ちょうどフジバカマが花盛りでした。

花盛りのフジバカマ

この植物は、渡り蝶「アサギマダラ」の食草「フジバカマ」です。
秋に「アサギマダラ」がやってくるよう大切にしましょう。   小諸市教育委員会

案内板

 大事に育てているんですね。

 

アサギマダラ」が沢山飛び回っていました。花に止まっているところを撮影しようと近づくと、すぐに気配を察し、飛び立ってしまいます。

動かずに、じーっと構えてやっと撮影できました。

フジバカマとアサギマダラ

 

主郭の南東に堀切4がありました。

主郭 堀切4

 

いろんなところに石積があります。

飯綱山全体が岩石で、至る所に石があることから、その石を利用して石積みが造られているそうです。大きさも形もまちまちな石がきちんと積み上げられています。

主郭の石積

 

主郭の見晴台です。

見晴台

 

眼下に小諸市・佐久平が一望できます。

 

正面の緑濃い御牧ケ原台地の奥に薄っすらと八ヶ岳連峰が見えます。
残念ながら富士山は見ることができませんでした。

平成17年11月に、関東富士見百景に選定されています。

晴れていれば富士山を見ることができることから、富士見城と名付けられたのですね。

小諸城は、穴城で城下町より低い場所にあります。見晴らしの良い富士見城が、敵の侵入をいち早く見つけ小諸城を敵から守る役目もはたしていたのではないかと思います。

 

小諸城址懐古園と共に小諸市にとって貴重な歴史資産の山城だと思います。

小諸高原美術館・白鳥映雪館

 

小諸高原美術館・白鳥映雪館のシンボルである三角屋根。小諸市街地からもとても見えます。

 

ちょうど、「艶色ー小諸高原美術館の美人画展」が開催されていました。

入場料:一般 500円、小中学生 250円

入口正面には、早速美しい女性の絵が飾られていました。

エントランス

白鳥映雪(しらとりえいせつ)館

まずは、入り口から右側にある三角屋根の白鳥映雪館へ。

白鳥映雪は、1912年(大正元年)に小諸市滝原地区の農家に生まれ、20歳の時に上京し、「美人画」で一世を風靡した伊東深水の門に入りました。その後、日展で数々の賞を受賞し、2007年95歳で亡くなるまで、数多くの作品を残してきました。

 ※伊東深水は、女優朝丘雪路のお父さんなんです。

83歳の時、市立小諸高原美術館・白鳥映雪館設立につき作品を195点寄贈されています。

白鳥映雪館には、デッサン画から縦2メートルを超える大作まで数々の作品が展示されていました。
(撮影禁止となっています)

 

小諸高原美術館 展示室

  

伊東万燿をはじめ、神津港人、荻原克哉、辻村八五郎、棟方志功、白鳥映雪による人物画が展示されています。(こちらの展示室は撮影が可能でした)

展示室

 

絵画はあまり詳しくないのですが、棟方志功の力強さを感じる作品に目が留まりました。

 

基本情報

名称市立小諸高原美術館・白鳥映雪館
住所長野県小諸市大字菱平2805-1
電話0267-26-2070
ファックス0267-26-2071
開館時間午前9時~午後5時(12月~3月は午後4時まで)
休館日月曜(祝日の場合は開館)、祝日の翌日
年末年始(12月29日~1月3日)
展示替えに伴う休館
観覧料一般:500円(団体400円/30人以上)
小中学生:250円(団体200円/30人以上)
企画展のため別途料金の場合もあります。

長野県動物愛護センター(ハローアニマル)

ハローアニマルでは、犬・猫・うさぎ・やぎとふれ合うことがことができます。
また、犬猫の飼い方教室や譲渡なども行われています。

 

小諸高原美術館駐車場から、車ごと移動してきました。こちらにも無料駐車場があります。

ハローアニマルから見た高原美術館

 

かわいいトイレです。

 

 

ハローアニマル ロータリー
エントランス

 

犬・猫・うさぎ・やぎとふれ合い時間が決まっています。

案内板

 

 

 

30分500円で利用できるドックランです。

ドッグラン

 

基本情報

名称動物愛護センター(ハローアニマル)
住所長野県小諸市大字菱平字前新田2725
電話0267-24-5071
ファックス0267-26-3282
開館時間午前9時30分~午後4時
休館日祝日を除く毎週月曜日・毎月第一火曜日、祝日の翌日、年末年始
開館日カレンダーをご確認ください
https://www.pref.nagano.lg.jp/dobutsuaigo/jigyo/kaikanbi-h29.html#reiwa2nenn9gatu
入館料無料(ドッグランを除く)

小諸駅から車で約10分の飯綱山公園。小諸IC出口からも5分程度です。
今回2時間程度過ごしましたが、野鳥の森などもあり、お弁当をもってきて家族で一日楽しめる場所です。

天気の良い日に再び訪ね景色をゆっくり堪能したいと思います。

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