水澤観世音を参拝し、その後日本三大うどんの一つ「水沢うどん」を大澤屋でいただきました

伊香保温泉南東約4kmに水澤観世音と「水沢うどん街道」があります。その街道には14軒の水沢うどんの店が並んでいます。

水沢うどんは、讃岐うどん稲庭うどんと並んで、日本三大うどんの一つとされていて、水澤観音付近で参拝客向けに提供されたことが始まりとされる手打ちうどんです。


今回は、水澤観世音を参拝した後、水沢うどんを食べましたので、ご紹介します。

駐車場(無料)

水澤観音の大駐車場に停めました。
観光バスも停車する、広々とした駐車場です。

 住所:群馬県渋川市伊香保町水沢214

Googleマップ

坂東十六番霊場 水澤観世音

水澤観世音はおよそ1300年前、推古天皇・持統天皇の勅願により、高麗の高僧 恵灌僧正によって開基されました。また、五徳山 水澤寺の名称は、推古天皇の御宸筆(ごしんぴつ)の額名によるものです。

ホームページより

駐車場から直売所の前を通り境内へ向かいます。
こちらの直売所は、地元産の野菜類が安く販売されています。

 

 

古いお札を納める「納札堂」です

納札堂

 

境内に入る前に、身を清めます。

 

歴史がありそうな鐘楼です。屋根の部分が組み木細工のようになっています。
ここで、100円を志納すると一打鐘を打つことができます。

鐘楼

 

「龍王弁財天」

 

鳥居の内側にあるのは、水澤観世音の霊泉で、霊泉の中央には弁財天が鎮座しています

「此の水は、財を成し、病を癒し天寿を全うする事は龍王弁財天の示す処也」とのこと。

 

参道の正面に「水澤寺観音堂」があります。

水澤寺観音堂

この観音堂は、本尊に千手観世音を祀る坂東札所観音堂の典型的な様式である

案内板より

  

 

観音堂の横には、六角堂があります(群馬県の指定文化財)

六角堂(地蔵堂)

中央の六角輪転台座には、地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間界、天人界の六道を守る地蔵尊を安置し、六道輪廻の相を表しています。

台座を真心を込めて静かに3回廻すと、願い事が叶うそうです。私も3回廻してみました。

 

札所

 

樹齢700年ともいわれている御神木です。

御神木

 

境内の脇に、朱塗りの鳥居がありました。扁額には「飯縄大権現」と記されています。
古くからこの山をお守っている鎮守が、「飯縄大権現」

飯縄大権現鳥居

苔むした石段で、足元が滑りそうでしたので上までは行きませんでした。
案内板には、石段上より40mのところに万葉集歌碑があると記されています。

水澤観世音 山門

参道を上ると山門があります。

 

門の種類としては、※楼門(ろうもん)。美しい色彩です。元禄年間(江戸時代中期)に建立された門です。

 ※楼門とは、2階建ての門で、一階部分に屋根(下屋)を持たない門の総称です

仁王門

山門には、仁王尊と風神・雷神が祀られています。

 

右側は、仁王尊と風神

風神

 

左側には仁王尊と雷神

雷神

仁王尊が、大きな目で参道を見下ろしています。

 

門前駐車場

今回、水澤観世音の大駐車場を利用したため、参道を最後に通ることになりましたが、参道の横の「門前駐車場(10台程度駐車可能)」を利用すれば、最初に石段を上り、山門を通って参拝することができます。

水沢うどん街道

参拝後は、名物「水沢うどん」を食べるため、水沢うどん街道を散策です。

 

水澤観音の参道の階段を降りたところから見た水沢うどん街道です。

最初に目に入ったお店は、元祖水沢うどん「田丸屋」。

以前、はとバスツアーで水澤観世音に来た時には、一番水澤観世音に近かったので「田丸屋」に入りました。味ははっきり覚えていないのですが、建物の中が広く料亭の雰囲気があったことを覚えています。

今日は水曜日で定休日でした。

田丸屋

 

「400年有余年の伝統と歴史。水澤うむどんを守り続けた老舗 始祖清水屋」と看板に書かれています。正面のガラス越しに、うどんを手打ちしている姿が見えました。

清水屋

 

「大澤屋第二店舗」は、水曜日で定休日でした。

大澤屋 第二店舗

 

続いて「谷屋」 定休日でした。

谷屋

 

味わい処 松島屋
ざるうどんのつけ汁の種類(山菜、なめこおろし、醤油、胡麻)が多いのが特徴のようです。

松島屋

 

丹次亭
創業100年余りの歴史ある店。メニューを見ると、「天ざるうどん 1,375円」が、てんぷらの種類も多く美味しそうです。

丹次亭

 

大澤屋 第一店舗
事前に水沢うどんを調べ、評判がよかったので、こちらに入ることにしました。

大澤屋 第一店舗

まだ、平日の11時だというのに、すでに多くのお客さんが結構入店していました。

大澤屋 第一店舗

入口を入ると、岡本太郎の「手の椅子」がお出迎えです。

「お座敷でもいいですか?」と聞かれ、テーブル席を希望すると、左側の方の部屋に通されました。やはりテーブル席が人気なんですね。

岡本太郎の部屋

案内された部屋は、なんと「巨匠 岡本太郎の部屋」でした。

鴨居の上には、岡本太郎作品がいくつも飾られています。

伊香保で、こんなに沢山の岡本太郎作品に出合えるとは思いませんでした。
コロナ禍でなかったら、席を立ってじっくり作品を見たかったのですが、今回は遠目から写真だけ撮らせていただきました。

大澤屋第一店舗の水沢うどん

シンプルに水沢うどんを味わうには、やっぱりざるうどんです。

大盛ざるうどん 880円(税込み)とセットメニューの楓(ざるうどん+舞茸の天ぷら2ケ付き)1,375円(税込み)を注文しました。

左が大盛ざるうどん。右が普通盛です。

普通盛でも十分な量が盛られていました。大盛は、見かけよりかなりがっつりの量です。

うどんには光沢があり、とてものど越しがよく、つるつると入っていきます。麺はさすがに日本三大うどんの一つだと思いました。

ちょっと残念なのが、つゆの出汁が薄く感じたことです。以前別の店で食べたときにも同じように感じたので、これが水沢うどんの特徴の一つなのかもしれません。あくまでも個人的な感想です。

舞茸の天ぷらはサクッとして美味しかったです。

その他にもいろんなセットメニューや温かいうどん・単品などがありました。


伊香保に行くたびに、違うお店のうどんを食べ比べるのも楽しみの一つになるかもしれません。

2020年7月

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