
吐竜の滝を散策し終わり駐車場に戻った時には、昼12時を過ぎていました。
お昼はおにぎりをもってきているので、見晴らしがよい美し森展望台で食べることにしました。
清里・美し森展望台
吐竜の滝駐車場から10分程度車で移動しました。
途中、道路脇のつつじが真っ赤に紅葉しとてもきれいでした。
美し森駐車場
■美し森駐車場 (無料)
山梨県北杜市大泉町西井出8240-1
アクセス | JR小海線・清里駅からタクシーで10分 |
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駐車場 | 普通車:50台、大型バスも可 |

駐車場には、売店・観光案内所・トイレが揃っています。

観光案内所は、水曜日が休館日でした。

展望台にも狭いトイレがはありますが、上る前にこちらのトイレを利用することをお勧めします。

美し森展望台
駐車場の石段を上り、展望台の上り口に向かいます。



上り口から約15分、木の階段をひたすら上っていきます。
かなり息が切れます。

階段の途中、遠くに富士山がうっすらと見えました。

息を切らしながら美し森山頂に到着。標高1542mです。


まずは、ベンチに座り、景色を眺めながらおにぎりをパクパク。
円形の建物が、売店兼展望台です。
季節外れのせいか、売店には土産物が少し置かれている程度で、ちょっと寂しかったです。

ここまで来た目的の一つでもある、売店で販売されている「日本一おいしいソフトクリーム」を食べました。
値段がリーズナブルで、250円です。


シャーベットに近いソフトクリームで、濃厚なミルク味がとても美味しかったです。
周りをぐるりと見渡せる展望台では、八ヶ岳を間近に眺めることができます。
一番高い山が「赤岳(あかだけ)2889m」です。

八ヶ岳を背にすると、富士山が見えます。

周囲を山で囲まれ、とてもいい景色を堪能できました
お昼を食べ駐車場に戻ったのは14時。
山の空気が冷たくなり始めていたので、あと1か所観光し帰路につくことにしました。
野辺山宇宙観測所
美し森から野辺山宇宙電波観測所にきました。
清里は山梨県ですが、野辺山は長野県になります。

駐車場から、小さな電波望遠鏡が沢山並んだ景色が見えました。
八ヶ岳もくっきり見えます。

小さな電波望遠鏡の近くに、南牧村農村文化情報交流館があったので、こちらの屋上に上ってみました。
※館内には、シアターや体験施設・売店などがあり、家族連れで楽しめる施設が整っています。

駐車場からは見えなかった大きな電波望遠鏡が見えました。
テレビで見たことのある景色です。

文化情報交流館から観測所へ向かいます。
守衛所では、指定用紙に名前・住所・連絡先を記入して受付完了です。
見学時間:8時半~17時
コロナ対策の為、2020年6月19日以降、屋外見学コースのみ公開されています。


なぜ、野辺山に宇宙電波観測所が置かれたのでしょうか?
天体からの電波はとても弱く、大気中の水蒸気に吸収され更に弱められてしまうので、観測には標高が高く、水蒸気が少なく、人工の電波が少ないところが適しています。
野辺山は、晴天率が高くカラッとしており、周りが山に囲まれ都会からの電波を遮る環境が観測に最適なのです。
パンフレットより
まず、目の前に現れたのは6台の「ミリ波干渉計」です。
アンテナ直径:10m
アンテナ重量:約35t
観測周波数 :80~230GHz

6台のアンテナをケーブルでつぎないで同時に観測することで、最大で直径約600mの電波望遠鏡に相当する観測ができます。1982年に完成し主に天体の様子を細かく観測することに威力を発揮してきました。2010年に科学運用は終了しています。
10年前に任務を完了しているんですね。確かに、後ろ側を見ると、だいぶ古くなっているようです。

見学コースには、多くの説明板が設置されています。

通路の一番奥に一番大きな「45m電波望遠鏡」がデーンと空を見上げています。
アンテナ直径:45m
アンテナ重量:約700t
アンテナ数 :1台
観測周波数 :1~150GHz

ミリ波観測では世界最大級の口径を誇る精度の高いアンテナと最新鋭の受信機を備え、非常に弱い電波もとらえる超高感度の望遠鏡です。1982年の完成から約30年以上、現在も第一線で活躍を続け威力を発揮しています。
銀河の中心に巨大ブラックホールが存在することを初めて確認したのは、この45m電波望遠鏡なのだそうです。日本のすごい技術です!
ほかにも、いろんな種類・大きさのアンテナが多数あります。
今回は、1時間弱の見学時間で宇宙観測所の一部しか見学できませんでしたが、改めてて一日がかりで、ゆっくり周ってみたい施設でした。
まとめ
朝9時に清里に到着し、およそ6時間で清里・野辺山の4カ所を周り、自然と最新鋭の天体施設を楽しむことができました。

紅葉は終盤でしたが、どの場所からも雄大な八ヶ岳を眺めることができ充分楽しむことができた一日でした。
この場所に連れてきてくれた、いとこ夫婦に感謝です。
前編はこちらです
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