信州善光寺「遠くとも一度は詣れ善光寺」

長野市にある善光寺。日本最古といわれる一光三尊阿弥陀如来像を御本尊として祀る善光寺は、日本を代表する霊場です。善光寺はいずれの宗派にも属さず、無宗派であることから多くの人に親しまれ全国から年間約600万人もの方々が訪れているとのことです。

 

遠くとも一度は詣れ善光寺」古くから伝わる言葉です。江戸時代末には「一生に一度は善光寺詣り」とも言われるようになりました。民衆の心の拠り所として深く広い信仰を得ています。

 

善光寺には、何度か来ていますが、参拝するごとに新たな発見があります。そんな善光寺をご案内させていただきます。

善光寺本堂周辺

車で来ると、駐車場が本堂の北側にあるため、参道を通らず、直接本堂に来ることになります。

境内マップは、こちらをご覧ください

 

本堂(国宝)

本堂は、日本屈指の木造建築で、東日本で最大級の規模を誇ります。
  間口:約24m、奥行:約54m、高さ:約29m


642年の創建以来、十数回の火災に遭いましたが、その度ごとに復興されてきました。

本堂前の大香炉で、香を焚き心を清め本堂に向かいます。
子供の頃、「香の煙を体の悪いところにかけると、その場所が良くなるよ」と聞いて以来、ここではいつも頭に煙をかけています(笑)

善光寺 本堂

 

前から見ても、横から見ても、後ろから見ても揺らぐことのない堂々としたたたずまいです。

右斜め前方より見た本堂

 

右斜め後方より見た本堂

バリアフリー化がなされ、本堂の右側にはスロープがついています。

 

鐘楼

本堂に向かって右側に、鐘楼があります。
この鐘楼は、1853年に再建されたものです。

鐘楼

 

梵鐘(釣鐘)は、1667年に鋳造され、時の鐘として、毎日10時~15時まで鐘が鳴るとのこと。
鐘をつくのは本堂に交代で務めている「堂番」とよばれる職員さんです。

1998年2月7日 長野オリンピックの開会式は、この善光寺の鐘の音で幕が開けました。

梵鐘

 

真田家関係古塔

本堂の右側奥に真田家の古塔が8基あります。

江戸時代、善光寺の外護職を務めた松代藩真田家の重臣らの供養塔。
真田家は善光寺を篤く信仰していたとの事です。

真田家といえば、上田藩だと思っていたのですが、松代藩の大名でもあったのですね。

真田家関係古塔

 

山門(三門)重要文化財

どっしりとした、重厚な門です。

1750年に建立された二層入母屋造りの楼門です。
 間口:約20m、高さ:約20m、奥行:約8m

有料ですが、2階を拝観することができます。

■受付時間:毎日午前9時~午後4時(予定)
※受付終了時間は、混雑状況等によって早まることがあります。
■拝観料:大人 500円 / 高校生 200円 / 小中学生 50円

正面の「善光寺」と書かれた額には、3文字の中に5羽の鳩が隠されています。
私は、4羽までは見つけられたのですが・・・

山門(三門)

 

山門 説明板

 

手水舎

山門の手前右側に、手水舎があります。正面に「洗心」と大きく刻まれており、こちらで、手も心も清め本堂に向かいます。

手水舎

 

濡れ仏(ぬれぼとけ)重要美術品

濡れ仏は、1722年に善光寺聖・法誉円信が全国から喜捨を集めて造立した延命地蔵菩薩座像です。
「濡れ地蔵」、「延命地蔵」とも呼ばれています。
  像高:約2.7m、

かつては、覆屋(おおいや)があったそうですが、1847年の善光寺地震によって覆屋が倒壊し、それ以降、風雨にさらされるようになり濡れ仏と呼ばれるようになったとか。

濡れ仏

穏やかな顔立ちですが、なんとなく寂しそうに見えます。

山門・手水舎の手前に安置されています。

 

六地蔵

濡れ仏と並んだ場所に、とても目立つ六地蔵がおります。

1759年に浅草天王町祐昌が願主となって造立されましたが、1944年(昭和19年)に金物供出に出されてしまいました。現在の六地蔵は1954年(昭和29年)に再興されたそうです。

六地蔵とは、向かって右から地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天の6つの世界で我々衆生を救ってくださる菩薩様です。

六地蔵

向かって右側に鎮座している地獄界の地蔵菩薩様の片足が蓮台から片足を踏み出しているのは、一刻も早く衆生を救いに行こうというお気持ちの顕れだといわれています。

六地蔵 案内板より

 

六地蔵案内板

 

大勧進 蓮の池

山門の手前左側にある「大勧進」の池に、大きな蓮の花が咲いています。

大賀蓮(おおがはす)という種類で、2千年前の種を発芽させたものだそうです。

大勧進

既に終盤のようで、咲いている花が残りすくなくなっていますが、びっくりするくらい花も葉も大きいです。
写真に花がうまく映っていないのが残念。

大賀蓮

 

案内所

仲見世通りに近い場所に案内所があります。建物内には乳児用設備もありおむつ交換もできます。

案内所

建物中央に、牛がでーんと横たわっていました。
「牛に引かれて善光寺参り」です。

小諸市に、布引観音(正式名称:天台宗布引山釈尊寺)というお寺が、伝説発祥の地ともいわれており、善光寺と布引観音は深いつながりがあります。

「牛に引かれて善光寺参り」についてはこちらもご覧くだい。

【小諸の布引観音】京都清水寺にも劣らない足がすくむ絶景
小諸市の観光名所の一つである布引観音。千曲川ほとりにある布引山の断崖に建つ懸造(かけづくり)の観音堂は必見です。険しい参道を登った先にある景色もお勧めです。

仲見世道り

仲見世通りは、善光寺の仁王門から案内所手前の駒返り橋まで続く飲食店、土産店が連なる通りです。

仁王門

仁王門は1752年に建立されましたが、善光寺大地震などにより二度焼失し、現在のものは1918年(大正7年)再建。。この門には善光寺の山号である「定額山」の額が掲げられています。

仁王門

 

扁額の「定額山」は、善光寺の山号。門の左右には、仁王像。
高村光雲・米原雲海の作です。

向かって左が阿形(あぎょう)像、向かって左が吽形(うんぎょう)像

仁王門

筋骨隆々、がっちりしてとても力強いです。

阿形像

 
 

仁王門の背面には、三宝荒神と三面大黒天

吽形像
仁王門の背面
三宝荒神
三宝雷神
三面大黒天
三面大黒天

 

参道の店

仁王門をくぐると、参道の左右にお店が並んでいます。

仲見世通り

多くの若者がスタバの前で写真を撮っていました。
通常、緑色のスタバのマークが色違いです。入り口には石塔が置かれており、和風の雰囲気。

甲信越初のスターバックス リージョナル ランドマーク ストア*『スターバックス コーヒー 信州善光寺仲見世通り店』をオープン。長野県産の木材を多く使用し、木のぬくもりと地域とのつながりを表現した、趣向溢れる店舗です。

スターバックスプレスリリース

2020年3月にオープンしたばかりです。

スターバックス


スタバの隣にはみやげ屋「つち茂」。店の看板娘のマスク姿がかわいい!
江戸時代から18代続くお店です。

つち茂

 

 

仲見世通り

仲見世通りには、50店舗以上の店が並んでいます。
平日の、午前中でも結構人が歩いていましたので、週末はかなりの人でにぎわいかと思います。

善行寺信号~仁王門通り

長野駅方面から表参道を歩いてくると、この「善光寺」交差点から、善光寺の雰囲気が濃くなってきます。

信号機に書かれた「善光寺」の文字に、山門の「善光寺」額と同じように、5羽の鳩が描かれているんです。

「善光寺」交差点

 

善光寺参道

 

 

大本願

参道の左側は大本願です。

善光寺は、無宗派ですが、浄土宗の「大本願」ともう一つ境内にある天台宗の「大勧進」、この2つの大きなお寺に守られています。

大本願

 

大本願

 

宿坊

善光寺には39の宿坊があります。宿坊は、お寺であるとともに、参拝者の宿泊施設でもあります。
それぞれの宿坊に住職がおり、住職は宿坊と善光寺を守っています。

宿坊の名前には、最後に「院」か「坊」がついています。「院」がつく宿坊は「大勧進」にお仕えし、「坊」のつく宿坊は「大本願」にお仕えしているとのこと。

「院」のつく宿坊が25院、「坊」の宿坊が14坊ありますが、「大本願」前には「坊」のつく宿坊が多いです。

常円坊

 

正智坊

 

白連坊にある「むじな地蔵」です。

童子形のぱっちりと目を見開いたお地蔵と数珠を持つムジナが愛らしいです。

むじな地蔵

駐車場

有料駐車場

善光寺駐車場第1~第5】善光寺本堂の北側から西側にかけ駐車場があります

 【料金】

 ●普通車: 500円(2時間まで) 延長1時間ごとに200円増し
 ●大型車:2,500円(2時間まで) 延長1時間ごとに500円増し
 ●バイク: 300円 (時間制限なし)

 

無料駐車場

【城山公園立体無料駐車場】

 駐車台数:125台 (普通車121台 身障者用4台)

立体駐車場~公園内を矢印のように斜めに横切れば徒歩3分程度で城山公園西の信号に着きます。
信号を渡れば、善光寺の境内になりますので、有料駐車場とさほど歩く距離は変わりません。

時間を気にすることなく利用できますのでお勧めです。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました